Yokohama National University, Faculty of Engineering
(Bio Microsystem lab)

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● Tissue engineering


Vascular research

 

3次元培養システムを用いた血管・リンパ管共存モデルの作製
研究目的

 血管やリンパ管、神経は、臓器全体の機能維持・発現に寄与しており、再生医療のための立体的な臓器・組織の構築においても重要である。血管構造を導入した組織構築の研究は盛んに行われているが、リンパ管については取り組みが遅れている。本研究では、電気化学的な手法で、リンパ管構造を血管構造とともに作製する技術を確立した。そして作製した組織が生体の構造に類似しており、さらにがん転移生体外モデルとしての応用の可能性を示した。

研究内容

 本研究では電気化学的な細胞脱離を用いてゲル内に内表面がHUVEC及びHDLECにより覆われた血管・リンパ管様流路構造(600 μm)を作製した。さらに周囲のゲルに包埋したHDLECは密なネットワークを形成した。これより、ゲル内に血管及びリンパ管ネットワークが張り巡らされている生体に類似したモデルを作製できた。このネットワーク構造は、血管、リンパ管にとって非常に重要な細胞間結合を再現しており、作製した組織体は、血管―リンパ節転移などのガン転移の生体外モデルとして利用可能であると考えられる。

[参考資料]
 

 

 

 

● Vascular
● Liver
● Hair
● Pacnreas
● Bone
● Lab Chip/ MEMS
● Surface modification
● Microbe
 
 
 
 

 
Fukuda Lab, Faculty of Engineering, Yokohama National University