Yokohama National University, Faculty of Engineering
(Bio Microsystem lab)

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● Tissue engineering


Surface research

 

電気化学反応を利用した細胞分離基板の開発
研究目的
 様々な細胞の懸濁液の中から特定の細胞を分離、濃縮、回収できる技術は、再生医療やがん研究、創薬などいくつかの分野において有用である。本研究では、特定の細胞をアプタマーの選択性を利用して基板上に接着させ、その後、電気化学的な反応を利用して非侵襲的に回収する技術の確立に取り組んだ。
研究内容

 独自に設計したオリゴペプチドの自己組織化単分子膜を金表面上に形成させ、この末端に肝細胞と特異的に結合するアプタマーを結合させた。この基板上に同数の肝細胞と線維芽細胞を播種し、細胞選択性を評価した。その結果、肝細胞が85%の選択性で接着した。そして、接着した細胞を、金基板に-1.0 V (vs. Ag/AgCl)を印加し自己組織化単分子膜を脱離させることで、ほぼ全ての細胞を回収可能であった。さらに、この操作を繰り返すことで、肝細胞の濃縮が可能であることが示された。よって、アプタマーを利用した分離濃縮システムの開発に向けた基盤技術を確立した。

[参考資料]
J. Enomoto et al., Catch-and-Release of Target Cells Using Aptamer-Conjugated Electroactive Zwitterionic Oligopeptide SAM, Scientific Reports, 7, pp43375 (2017)

 

 

 

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